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ゲーム制作を切望し、経営企画室から転身。 Web3ゲームプロデューサーがMint Townで叶えたい野望とは

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ゲーム制作を切望し、経営企画室から転身。 Web3ゲームプロデューサーがMint Townで叶えたい野望とは

自分もゲーム制作に関わりたい。

この想いを胸に、経営企画室からキャリアチェンジしたのがWeb3ゲーム事業に所属する中原です。ゲーム制作未経験からスタートし、現在はプロデューサーとしてプロダクトを牽引するまでに成長しています。

今回はそんな中原が、Mint Townへの入社理由やキャリアチェンジの経緯、今後の展望などを詳しく語ります。社内の業務をキャッチアップする過程、20代がMint Townで活躍するイメージなども理解しやすい内容となっていますのでぜひご覧ください。

Web3ゲームプロデューサー 中原優樹(なかはら・ゆうき)(Twitterはこちら
2018年、株式会社gumiに入社し、ベンチャーキャピタリストとしてVR/AR/Web3領域にて約20社をサポート。2020年10月に株式会社Thirdverse(現在はMint Town)に参画する。経営企画としてバックオフィスの立ち上げやファイナンス業務、VR/Web3ゲーム事業のサポート業務を推進した後、2022年11月よりWeb3ゲームのプロデューサーに就任。

Web3ゲーム制作に関わりたい一心でMint Townへ

──まずは、中原さんがWeb3に興味を持った経緯を教えてください。

高校生の時に『ソードアート・オンライン』というアニメに出会い、仮想空間でコミュニティを形成し、生活する“メタバース”の概念に強く惹きつけられたのがきっかけです。また、その要素技術を活かしたVR/ブロックチェーンに興味を持ちました。

そこから、日本のメタバース分野の第一線で活躍していた國光宏尚さんの存在を知ったのです。その後、就職活動のタイミングで國光さんと話をする機会があり、國光さんが当時代表を勤めていた株式会社gumiに入社します。gumiでは、XR/ブロックチェーン分野の投資担当として従事していました。

──そこから転職に至ったきっかけは何だったのでしょうか?

投資先企業の代表と話す中で、自分も「事業側で売り上げに直接貢献できる仕事がしたい」と思うようになったからです。元々、学生時代にベンチャー企業での営業経験があり、当時から事業側で働くことに魅力を感じていたので、社会人になってその想いがより強くなったのだと考えます。

もちろん、投資担当としての仕事にもやりがいや面白さを感じていたのですが、ビジネス構造上、一社一社に使える時間はどうしても限られてしまう。こうした悩みを抱えていた時に出会ったのがThirdverseでした。

Thirdverseはgumiの出資先ということで、働く環境や組織状況もイメージしやすい。さらに、私が好きな『ソードアート・オンライン』と同じように、剣戟×マルチの分野でVRゲームを作っている点にも惹かれました。

加えて、ゲームそのものが世界中で愛されるキラーコンテンツだと確信していたので、全てを網羅するThireverseは自分の理想でしたし、国内でこれほどまでにVRゲームに注力する会社は少ないため、迷わず入社を決めました。

──入社後、バックオフィスからプロデューサーにキャリアチェンジした経緯を教えてください。

転職理由でもお話しした通り、直接的な事業貢献に興味を持っていたため、ゆくゆくはゲーム制作に関わりたいと考えていました。

しかし入社当初、ゲーム作りのノウハウはもちろん持っていません。まずは自分の知見を活かせる部分で社内に貢献しようと思い、経営企画室の立ち上げに参画しました。

その後アシスタントプロデューサーや、クリエイティブデザイン部門でのPMも経験させてもらい、徐々にゲーム制作のフィールドへシフトしていきます。この経験のおかげで、ゲーム制作における役割分担やタスクの流れも理解でき、ノウハウも少しずつ身に付きました。

──インプットは問題なかったのですね。

そうですね。もちろん簡単ではなかったですが、ディレクター陣からゲーム制作の基本を教えてもらったり、わからないところはすぐ聞いたりしていたので、キャッチアップしやすい環境ではありました。

そしてより多くのゲーム制作に触れたい、意思決定レイヤーに関わりたいと考えている時に、Web3ゲーム事業のプロデューサーになる機会をもらい、現在に至ります。当時を振り返ると、誰よりも動いていた自信があります。それだけ、ゲーム作りに関わりたい気持ちが強かったです。

市場に合わせたスピーディな開発がカギ

──中原さんが所属する、Web3ゲーム事業 パブリッシング部門について教えてください。

私がプロデューサーとして入り、企画やアート、エンジニア、トークノミクス設計などを担う社員、業務委託メンバーが合計20名ほど在籍しています。現在はこのチームが一丸となり、内製タイトルの制作を進めているところです。

その中におけるプロデューサーの役割は、プロジェクトの全体を設計していくこと。具体的にはユーザーを増やすための施策や企画設計のほか、他社のWeb3ゲームを研究した上でのトークノミクス設計など、幅広いです。またプランナーのマネジメントも兼任しているため、組織設計にも関わっています。

──Web3ゲームに携わる中で感じる面白みは何でしょうか?

まず、市場として世界一を取れる分野である点です。

『Axie Infinity』(時価総額:12.8億ドル)や『STEPN』(時価総額:約3.2億ドル)など、Non-IPで世界的にヒットした事例は、他事業領域では非常に珍しいはずです。それくらい、Web3ゲームは勢いのある分野だと思います。

そしてWeb3ゲーム市場は、2025年に500億ドル(約6兆5,000億円)ほどにまで拡大すると推定されており、そのような大規模な市場でNo.1を目指せるのは圧倒的なやりがいだと言えるでしょう。

──プロダクト作りの観点だと、どうでしょうか?

プロダクトにおいては大きく2つあるのですが、ひとつは、Web3ゲームならではのエコシステムを考えられる部分。コンソールゲームやソーシャルゲームとは違い、Web3ゲームはゲームを楽しみたい人と投資家の両方に配慮する必要があります。その過程でチャレンジングな企画設計をし、進行できる部分が面白いです。

もうひとつは、圧倒的なスピード感を持って意思決定ができるところです。Web3ゲームはブロックチェーンが絡んでいるため、数日単位でも市場が大きく変化します。市況とのラグが大きければ大きいほど時代遅れのゲームになってしまうので、ラグを最小限にすべく、意思決定や開発もスピーディにおこなう必要があります。

Mint Townもスピード感のあるプロジェクト意思決定を行っているので、ソーシャルゲーム黎明期のような盛り上がりが、一種のお祭り状態に感じられて楽しいですね。

──絶えず変わる環境の中で、スピード感を持って取り組む必要があると。

はい。ソーシャルゲームやモバイルゲームは市場がある程度成熟しているため、構成がフォーマット化されつつありますが、Web3ゲームはまだ“型”がありません。そのため今は市況に合わせて何が最適か、思考しては壊す作業を迅速に繰り返し、完成に繋げています。

Mint Townでも、日々のプロダクト作りはもちろん、人事に関してもスピード感があります。例えば、自分がWeb3ゲームプロデューサーをやりたいと手を挙げた時も、なんと2日後には就任が決まりました。上層部も含めて、それほど全ての意思決定が早いんです。

──逆に、Web3ゲームの難しさは何ですか?

日本国内でWeb3ゲームが浸透しきっていないがゆえに、開発者の知識のインプットが大変なところです。Mint Townでは、Web3ゲームに触れてもらうことが何よりも早いと考え、自社タイトルを勉強材料にインプットしてもらっています。

また当社のWeb3ゲームは「Play-to-Earn」(遊んで稼げる)を前提に開発しているのですが、先述した通りゲームを楽しみたい人と、純粋な投資家が混在している状況は面白さであり難しさでもあります。ソーシャルゲームなどは、ゲームを楽しんでもらう施策のみに注力できますが、Web3ゲームは両者が納得できるゲーム設計が必要です。

Mint Townではそのために、一定数稼げる期待感が持てる設計を導入し、ゲーム開発に取り組んでいます。そして、稼げる体験を通してゲームの楽しさを感じてもらいたい。

最終的には、稼げる稼げないに関係なく、続けたくなるようなゲームを目指しています。

その実現を目指しMint Townとしては、ゲームのエコシステム部分はクリプト知識のあるメンバーを中心に議論し、ゲームの面白さについてはゲーム開発経験豊富なメンバー主導で進めるなど、より良いゲーム制作のための分担をしています。

“人類の叡智”を結集し、Web3ゲーム市場の高みへ

──プロデューサーとして大事にしていることや、今後の展望を教えてください

Web3ゲーム(特にPlay-to-Earn)に関わる者として最終的に目指すのは「持続可能な経済圏」と「楽しい」の両立です。

みなさんも、自分がいつもプレイしているゲームのキャラクターが高く売れたら、それほど嬉しいことはないですよね。

それを実現できるのがWeb3ゲームの醍醐味なのですが、プレイした経験のない人は「高く売れる」というフレーズだけで「怪しい」と感じてしまうようです。

まずは、Web3ゲーム開発企業は稼ぎの道具ではなく、ブロックチェーン技術を活用して今までのゲームにはない体験を作ろうとしていることを理解してもらう必要があると思います。それをMint Townは使命と捉え、“人類の叡智”を結集し、ゲーム制作に励んでいます。

──この使命を果たすには、組織作りも欠かせませんね。

そうですね。Mint Townは2023年内に、複数本のWeb3ゲームのリリースを目指しているので、制作ラインを少なくともあと一つは拡充する必要性を感じています。そのため、新しい仲間集めは不可欠です。──ぜひMint Townに興味を持っている方へメッセージをお願いします。

Web3ゲームは、日本のソーシャルゲームが市場を盛り上げた時と近しい状況になってきています。

市場が成熟しつつあるソーシャルゲームやコンソールゲーム制作とはひと味違う、チャレンジングな環境でゲーム制作に注力できるのは、ゲーム開発者のみなさんにとっては魅力に感じられるのではないでしょうか。

そしてMint Townは、ソーシャルゲーム時代に築いたIPホルダーとのコネクション、ゲーム開発力を持ち合わせながら、クリプト知識のあるメンバーがいる稀有な日本企業です。資金調達力も高く様々なチャレンジができるので、Web3ゲーム黎明期の今、クリプト開発者の方も一緒に世界を目指していける環境だと考えます。

──中原さんのような20代の若手でも活躍できるチャンスはあるのでしょうか?

大いにありますね。社内にはベテランも多いので、Web3業界についてキャッチアップしやすい環境だと思います。「暗号資産仮想通貨を買ったことがある」くらいのライトな経験でも構いません。Web3ゲームやゲーム自体に詳しくない方でもご活躍いただける機会は十分にあります。

また社内では、自分の考えをひたすら企画に落とし込み、迅速に手を動かす部分と、税制や法制度等を理解した冷静な視点の両方を大事にしています。いわば、アクセルとブレーキの使い分けができている組織です。そのためジョインしていただけたら、精度の高いスピード感ある制作に参画できることを保証します。

このような環境下で、自分の想いを形にしていきたい方、ブロックチェーンそのものに興味のある方はぜひご連絡ください。

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